よくある質問
基本事項
特殊アイスシャーベットとはどのようなものですか?
特殊な製法で作った氷スラリーです。微細な氷の粒子が約8割、水分が約2割で構成されます。
液体の持つ流動性と固体の持つせん断力の両方の性質を備えています。
特殊アイスシャーベットには何が入っているのですか?無害な添加物ということですが、本当に安全ですか?
特殊アイスシャーベットは水(H2O)と塩(NaCl)のみでできています。食塩ですので人体に無害です。
どうやって管内に氷を入れるのですか?
消火栓や空気弁などからデリバリーユニット付属のポンプで管内に注入します。
アイスピグに含まれる塩分が管内に悪い影響を及ぼすことはありませんか?鉄管を錆びさせませんか?
アイスピグ洗浄終了後、塩分を完全に除去するまで水で洗い流します。
またFAS(水質監視装置)で塩分が完全に除去されたかどうかを確認しますので悪影響はありません。
洗浄する管路の条件について
管径はどのくらいまで対応していますか?
現在は設備容量上、管径50~500mmとしています。
注入口の大きさはどの程度必要ですか?
管径50mm以上必要です。
一度にどのくらいの距離が洗浄できますか?
管径・管種により異なります。例として管径200mmの場合で最大1200m洗浄が可能です。
地上に露出した配管でも洗浄できますか?
可能です。
ただし、気温の影響を大きく受けることになるため、氷点下(-1℃以下)や炎天下の現場では難しくなります。
圧送管以外でも洗浄できますか?
できます。
ただし、アイスピグを押し流すための流体や圧力装置などを用意することが必要になります。
作業方法について
氷はどのくらいの時間もちますか?
製氷後4時間以内です。そのため作業場所は製氷拠点からおよそ150km圏内の地域に限られます。
4時間を超える場合はどうするのですか?
製氷設備を移設する方法があります。別途移設費用が必要となります。
洗浄する管路は断水が必要ですか?
必要です。
断水時間はどのくらいですか?
洗浄距離や管の種類、用途によって異なります。詳しくはお問い合わせください。
デリバリーユニットから注入口までどのくらい離れてもよいですか?
概ね100mまで問題ありません。(特殊条件下を除く)
作業時に管内にはどのくらいの圧力がかかりますか?
管内の汚れ具合によって異なりますが、通常の使用圧力に加えて0.2~0.3Mpa程度の圧力がかかります。
枝管(取付管や分岐管)に特殊アイスシャーベットが流れ込みますか?
枝管の止水栓を閉止していれば流れ込むことはありません。
管路の途中で詰まることはありませんか?
仮に管内に一定時間以上アイスピグを放置するなどした場合、氷粒子が結合し一時的にスタック状態になる場合があります。この場合でも時間が経てば融けて解消します。
回収したアイスピグはどのように処理するのですか?
アイスピグ自体は下水に流しても問題ありませんが、含まれる汚れの種類によって産業廃棄物としての処理が
必要になります。
事後の管内の洗浄時間はどのくらい必要ですか?
1時間半程度、管内を水などで洗浄します。
廃液の量はどのくらいですか?
夾雑物の種類により異なりますが、一般的には注入する特殊アイスシャーベット量のおよそ1.5倍になります。
アイスピグ洗浄工法の効果について
洗浄効果はどうやって確認するのですか?
他の洗浄工法と同様、事前と事後での管内流量の変化や、残留塩素濃度の改善状況などで確認します。
必要に応じてカメラ調査も実施します。
どの程度の汚れまで取れますか?
指でこすって取れる程度の汚れは除去可能です。水道分野では赤錆やマンガン、バイオフィルムの除去の実績があります。硬い錆こぶは除去出来ません。
その他
実績はどのくらいありますか?
最新ニュースをご覧ください。
どのような業者が施工できますか?
アイスピグ研究会またはアイスピグ地域協会に所属する会社のみが施工できます。
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