指宿市でMP圧送管を洗浄しました(鹿児島県初)

アイスピグ研究会会員の㈱サニタリー(本社:鹿児島市、池本宗隆社長)は1月10日、鹿児島県指宿市のマンホールポンプ圧送区間をアイスピグ管内洗浄工法で洗浄しました。九州地方では福岡県に続き2県目、県内では初の試みです。当日は近隣自治体や地元民間業者など約30人が視察に訪れました。対象管路はφ100、L=175m、塩ビ管・ステンレス管で、同地区の民家約60軒分の汚水排水を担う重要施設です。供用開始から現在まで本格的な管内洗浄は未実施で、同市では予防保全の観点から管内洗浄を計画、豊富な実績と安全性を評価してアイスピグ工法を採用しました。

今回は上流側の道路が非常に狭く車両が入れないため、下流側マンホールより特殊アイスシャーベットを注入し、上流方向へアイスピグを押し流しました。上流側(回収側)に設置したアクリル管には真っ黒に変色したシャーベットが到達し、管内が非常に汚れていることがわかりました。しかし、洗浄作業終盤には本来の白色に近い状態に戻り、一定の洗浄効果を確認することができました。また、現場の状況に応じて柔軟に作業内容を変更できることもアイスピグ工法の利点であると考えます。

洗浄作業後に同圧送区間の運転時間を比較したところ、1日当たり約10分の短縮を確認できたそうです。

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