横浜市水道局で初採用(工業用水管)

 横浜市水道局で9月29日、工業用水の配水管洗浄にアイスピグ管内洗浄工法が初めて採用されました。対象管路は35年前に同市西区に布設されたダクタイル鋳鉄管(φ300、L=190m)で、経年により管内に堆積した土砂等の夾雑物を除去する目的で洗浄が行われました。元請はアイスピグ関東地域協会会員の関東ヒノデサービス販売株式会社(中橋雅裕社長)。洗浄に使用する6.6トンの特殊アイスシャーベットは、東亜グラウト工業株式会社の浦安技術センターから2.2トンずつ3台のデリバリーユニットで現場に搬入されました。視察に訪れた30名強の同局職員はまず注入口で白いアイスシャーベットを手に取ってマイナス5度の冷たさを体感。回収口に移動して透明のアクリル管を通過する赤茶色に変色し汚れたアイスシャーベットを確認しました。

 洗浄に立ち会った同局施設部工業用水課の山田一人係長からは、「工業用水の管路は曲がりや伏せ越しが多いので詰まるリスクが無く、短時間で洗浄可能なアイスピグは有効だと思う。」と感想を語っていただきました。

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