川崎市の配水管でシールコートを除去
アイスピグ関東地域協会(桑木大輔会長)は9月25日、川崎市内の配水管のシールコートを除去しました。これは同市上下水道局水道部の研修の一環として、麻生区細山地内の実管路を使用して行われたもので、局員40名が参加しました。洗浄対象は昭和60年に布設されたφ150のダクタイル鋳鉄管(シールコートを塗布したモルタルライニング管、L=164m)でした。同市ではシールコートの剥離が生じている水道管内の洗浄が課題となっていて、昨年11月8日のアイスピグデモ車による研修会を経て今回の実管路での実証実験となりました。効果を確認するために回収口に設置された透明のアクリル管の中を、濃い茶褐色に変色したアイスシャーベットが通過すると、局員からは驚きの声があがりました。又、採取したサンプルには白いシールコートが多数含まれており、洗浄後の管内テレビカメラ調査でも高い洗浄効果が確認されました。
同市の木村久氏(水道部・第3配水工事事務所課長補佐、工務係長)は「錆やシールコートが混ざったアイスシャーベットが透明のアクリル管を流れて行くのを目の当たりにすると、管内洗浄工法としての能力の高さが実感できた。今回はφ150だったが、今後はφ300以上でも試してみたい。」と高い評価をしていただきました。
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