近畿地域協会が発足しました

アイスピグ近畿地域協会の設立総会が3月27日、大阪府富田林市の藤野興業株式会社で開催されました。地域協会としては、関東、中部、北海道、東北、中国四国に続き6番目の設立になります。残るは関越地域(新潟県、群馬県、福島県)と九州地域(沖縄県含む)の2地域協会になりました。総会には会員7社が出席、初代会長の藤野興業株式会社の藤野正勝社長が「他の地域協会に負けないよう、会員一同で盛り上げていきたい。」と意気込みを語りました。続いてアイスピグ研究会の鈴木宏会長が「元号が変わる節目に設立を迎えられたことは、門出として大変おめでたいこと。」と祝辞を述べました。

近畿地域協会の今後の発展を祈念いたします。

*会員名簿はホームページ内の「研究会案内」を参照願います。

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2018年度洗浄実績のまとめ

2018年度の実績は物件数で35件(前年28件)、洗浄距離が16km(前年17km)で終了しました。累計では153物件、洗浄距離は73kmになりました。特筆すべきは、水道分野(配水管、導水管)の洗浄距離が2.6kmから5.2kmへと前年の倍になったことです。全体の洗浄に占める水道分野の比率も15%から33%へと大きく飛躍しました。もともとイギリスで水道管の洗浄用に開発された工法ですから、これからの国内での普及がますます楽しみになりました。

尚、物件の内容につきましては、4月9日に実績集を更新していますので、参照願います。

アイスピグ洗浄実績集(平成31年3月版).pdf

小田原市で下水圧送管を洗浄しました

アイスピグ関東地域協会会員の関東ヒノデサービス販売㈱は、3月13日に小田原市小船地内の下水圧送管(マンホールポンプ)を洗浄しました。対象管路はφ100のモルタルライニングダクタイル鋳鉄管で延長は188mでした。平成11年に共用開始した管路で、管内に夾雑物が付着・堆積している可能性があったためそれらの夾雑物の除去を目的に洗浄を実施しました。今回の現場見学は同市下水道部の研修の一環として行われましたが、アイスピグに興味を持っている周辺自治体からも職員が参加し、総勢30人が熱心に見学しました。午後2時から工法説明の後、洗浄作業を開始。注入口から特殊アイスシャーベットを注入し、回収口に設置した透明管を茶色に変色したシャーベットが通過すると驚きの声が上がりました。洗浄終盤にはだんだん色が薄くなり最後は本来の透明白色の状態で回収されたことから、管内の夾雑物の除去効果が確認されました。洗浄時間はわずか30分でした。

今回の洗浄で管内夾雑物の除去能力、管詰まりのリスク無し、短時間洗浄という同工法の優位性が確認されたので、関東地域協会では同市内の他の管路への採用活動を推進する予定です。

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兵庫県の技術研修会でデモ洗浄を行いました

研究会会員の東亜グラウト工業㈱は3月7日、兵庫県姫路市の兵庫西スラッジセンターでアイスピグ管内洗浄工法のデモ洗浄を行いました。これは揖保川流域下水道管理事務所が主催する技術研修会の一環として行われたもので、近隣自治体を含め45名が参加しました。

座学での工法説明の後、同会員の藤野興業㈱が設置した模擬管路を用いてデモ洗浄を行いました。模擬管路は透明管で構成され、管内には夾雑物に見立てたクリスタルサンド(再生ガラスの粒)が敷き詰められており、特殊アイスシャーベットがクリスタルサンドを包み込んで運搬・排出する様子が観察できるようになっています。実際のデモでは、管路が垂直に立ち上がる部分で特殊アイスシャーベットが大量のクリスタルサンドを包み込んで持ち上げる様子に見学の皆さんは興味深く見入っていました。

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宮城県色麻町で配水管を洗浄しました

東亜グラウト工業㈱は3月7日、宮城県色麻町高根地内の配水管を洗浄しました。対象管路はφ75のダクタイル鋳鉄管(一部石綿管)で洗浄距離は1,100mでした。含氷率82%の特殊アイスシャーベットを新山浄水場内の配管から注入し作業を開始したところ、管内の夾雑物が詰まり、注入圧力が上昇。このまま作業を継続すると管路の一部に使用されている石綿管を破損させる恐れがあったため、急遽注入口と回収口を入れ替えて作業を再開しました。その結果、新たな回収口からは濃い茶色に変色した特殊アイスシャーベットが大量に回収され、洗浄効果が確認されました。宮城県で初の水道管洗浄は、全国で初の石綿管洗浄でも効果を発揮しました。

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栃木県那珂川町で配水管を洗浄しました

アイスピグ関東地域協会会員の宇都宮文化センター㈱(本社:宇都宮市、阿部欣文社長)は2月6日、那珂川町矢又地内の配水管をアイスピグ管内洗浄工法で洗浄しました。対象管路は布設後37年を経過したダクタイル鋳鉄管(モルタルライニング管φ75、600m)で、数年前から濁水が生じ始めていたため、同町は洗浄が必要だと判断しました。採用に当たっては、安全で作業中の断水が短時間で済み、長距離洗浄が可能な点がポイントになりました。

栃木県で初の配水管の洗浄ということで、近隣の自治体からも多数の見学者が立ち会い、回収口に設置した透明アクリル管の中を茶色に変色したアイスシャーベットが通過すると驚きの声が上がりました。同町の担当者からは「過去に他の洗浄工法を見学した際はトラブルがあったが、アイスピグは安心して実施することができた。また管内の洗浄度合いを自分の目で確認できるので、非常に満足している。他の箇所についても実施を検討していきたい。」とのうれしいコメントをいただきました。

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三春町で下水圧送管を洗浄(福島県初)

福島県三春町で下水圧送管(マンホールポンプ)を洗浄しました。福島県では初の実績で、47都道府県別では31番目の実績となります。対象管路は平成12年供用開始のダクタイル鋳鉄管(φ75、419m)で、近年マンホール内の水位上昇や電流値の上昇による警報が送られる頻度が高くなってきたためポンプの修繕・更新を実施しました。しかしその後も警報が続いたため、原因は管内の夾雑物による断面収縮と推定。詰まりの恐れが無く、長距離を短時間で洗浄できるアイスピグ管内洗浄工法が採用されました。

同町の梶原グループ長からは「黒色に変化して油分の塊などを含んだアイスシャーベットが回収され、洗浄効果を実感できた。作業も非常にスムーズに行われ短時間で完了できた。」と高い評価をいただきました。洗浄作業から3ヶ月が経過した現時点で、マンホール内の水位やポンプの電流値とも正常範囲で推移しており、流量も改善され、トラブルは解消されたとのことです。

*洗浄作業は2018年11月20日に実施されましたが、その後の経過(3ヶ月間)を確認するため、本日アップしました。

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掲載新聞記事一覧(実績集№121~№140)

アイスピグ洗浄工法が掲載された記事です。

営業活動等にお役立てください。

№124 北海道池田町下水道管理センター生汚泥圧送管洗浄

  20180703北海道建設新聞_池田町.pdf

№127 大阪府吹田市片山浄水場内井戸導水管洗浄

  20180913水道産業新聞_吹田市導水管洗浄.pdf

№132 新潟県津南町下水圧送管洗浄

  20181219日本下水道新聞_津南町下水圧送管洗浄.pdf

№133 新潟県十日町市下水圧送管洗浄

  20181121日本下水道新聞_十日町市圧送管調査業務.pdf

  20181228日刊建設工業新聞_十日町市.pdf

  20190107水道産業新聞_十日町市圧送管調査業務.pdf

№135 新潟県新発田市し尿処理施設放流管洗浄

  20190206日本下水道新聞_新発田市.pdf

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