東亜グラウト工業㈱は7月19日~21日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「第9回インフラ検査・維持管理展」にアイスピグ管内洗浄工法を出展しました。全体の入場者数は前年比120%でしたが、当ブースの名刺交換数は270%で大幅にアップしました。これは、今回から管路メンテGに加え防災Gからも出展し、幅広いラインナップの展示が実現したため入場者の注目を集めたものと思われます。アイスピグコーナーでは、毎年この展示会を見学している複数の方から、研究会・地域協会の会員が増えている事と実績が90件を超えた事に対して「着実にアイスピグは認知されてきましたね」と声をかけられ、説明にも熱が入りました。
宮城県女川町で下水圧送管を洗浄
研究会会員の志賀建設工業株式会社(石巻市:宮田雄一社長)は、6月30日に女川町の下水圧送管を洗浄しました。現場の針浜マンホールポンプでは近年「水位異常警報」が多発していたため、管内の夾雑物を取り除き、流量回復を目的にアイスピグが採用されました。対象管路はφ75mmのポリエチレン管で延長は470mでした。含氷率73%の特殊アイスシャーベットを2.2トン注入し、約30分で洗浄を終了しました。回収口に設置された透明のアクリル管内を大量の黒い夾雑物が移動するのが確認され、最終的には白いシャーベットが通過したことから、ポリエチレン管内はきれいに洗浄されたものと思われます。実際に洗浄前1週間のマンホールポンプの総運転時間が192時間だったものが、洗浄後1週間では99時間となり大幅に短縮したことからも大きな効果を確認できました。
下水道展に出展します
東亜グラウト工業㈱は8月1日~4日の4日間、東京ビッグサイトで開催される「下水道展’17東京」に出展します。今回はアルファライナー工法がメインとなりますが、もちろんアイスピグ管内洗浄工法も展示します。尚、名刺と引換えに豪華?商品が当たる抽選会も企画しておりますので、是非ご来場ください。お待ちしております。(東4ホール、4-124)
新潟県新発田市でデモ洗浄を行いました
研究会会員の緑水工業株式会社(本社:長岡市、家老俊一社長)は5月26日、新発田市の下水圧送管を洗浄しました。今回は新潟県土木部都市局下水道課主催の現場見学会ということもあり、県内自治体の下水道関係者や民間業者等85人が見学する大規模なデモとなりました。冒頭、同課服部忍流域下水道係長から「管の腐食や閉塞での事故が起こるとその復旧には大変な困難が伴う。本日の見学会が下水圧送管の維持管理の一助になることを期待している。」と挨拶がありました。対象管路は口径150mmのダクタイル鋳鉄管で洗浄距離は799.4m、布設から10年以上が経過しているため硫化水素濃度の測定も同時に行いました。
圧送管に注入された特殊アイスシャーベット(含氷率70%)は約30分後に、回収口に設置した透明アクリル管内を黒く変色して通過し、管内の夾雑物を取り込んでいる様子が確認されました。硫化水素濃度については、半年間の継続測定を実施して効果を検証する予定です。
今回のデモにより、新潟県内での採用が急速に進むことが期待されます。
インフラ検査・維持管理展に出展します
東亜グラウト工業株式会社は7月19日~21日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「第9回インフラ検査・維持管理展」にアイスピグ管内洗浄工法を出展します。昨年(第8回)の来場者総数は約2.4万人(前年比114%)で、当ブースへの来場者も年々増加しています。当日は多数の展示会が同時開催されていて、相互入場も可能となっていますので、お楽しみいただけると思います。皆様のご来場をお待ちしております。(東1ホール、1E-28)
糸魚川市で講習会を実施しました
新製氷機で初のデモ洗浄(山形県庄内町)
3月に特殊アイスシャーベット製造機(5号機)を常設した環清工業(本社:山形県酒田市、青山武社長)は4月7日、山形県庄内町で初めてのデモ洗浄を行いました。対象管路はφ100mmのポリエチレン管で延長460mの下水圧送管でした。当日は現場見学会も兼ねて行われ、酒田市を始め近隣市町村の下水道担当者や維持管理業者等20名が参加しました。前日1日がかりで技術者認定講習を受けた環清工業の作業員は真剣な面持ちで作業を進め、黒く変色したアイスシャーベットが回収口に設置した透明アクリル管を通過すると一様にほっとした表情に変わりました。青山社長は「近々アイスピグ東北地域協会を立ち上げ、アイスピグを東北全域に広めて行きたい」と意欲を語りました。
累計洗浄距離が40kmになりました
2016年度の洗浄実績(デモ含む)は物件数で28件(前年27件)、総延長で14km(前年11km)と順調に推移しました。2017年3月末までの累計実績は物件数で90件、総延長で40kmとなり、ひとつの節目である100物件達成が目前に迫ってきました。尚、物件の内容につきましては本日実績集を更新しましたので参照願います。
実績集を更新しました
舞鶴市で汚水圧送管の流量が改善しました
京都府舞鶴市上下水道部は流量の改善を目的に、汚水圧送管の清掃業務を発注しました。地元の舞鶴厚生㈱(森孝文社長)が受注し、研究会会員の藤野興業㈱(藤野正勝社長)が協力して3月3日に、夏は海水浴客で賑わう海岸沿いの現場で寒風の吹きすさぶ中、作業を行いました。対象管路は昭和59年に敷設されたφ150mmのダクタイル鋳鉄管で、注入口の野原汚水中継ポンプ場から回収口の野原浄化センターまでの326mを一気に洗浄しました。含氷率82%の大変良質な特殊アイスシャーベットは管内に注入されて約40分後に、回収口に設置した透明なアクリル管の中を黒く変色して通過しました。明らかに管内の夾雑物を抱きかかえて搬送されたことがわかります。後日測定すると、洗浄前32.1㎥/hだった流量が洗浄後は37.7㎥となり、約2割改善していました。
舞鶴市上下水道部でのアイスピグ採用は平成27年5月、平成29年1月に続いて今回が3回目となります。同部下水道整備課管渠管理係の江上和成係長に採用のポイントをお伺いすると「曲がりの多い配管でも長距離を一気に短時間で洗浄できること。硫化水素の発生源を除去し硫化水素濃度を低減できること」とのことでした。今回も流量が改善できたことで、大変満足していただけました。
舞鶴市と同様に伊賀市水道部(4回)、鳥取市都市整備部道路課(4回)のように既に複数回採用の自治体があり、着実にリピーターが増えています。
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