関東地域協会が営業研修会を実施しました

アイスピグ関東地域協会は4月14日、浦安市のホテルマイステイズ新浦安において営業研修会を実施し、関東地域協会の会員7社27名が参加しました。ここへ来て全国の水道、下水道事業体様、コンサルタント様、民間工場関係者様からのアイスピグ工法への引き合い、問い合わせが増えてきていることから、営業対応力の強化を目的に本研修会は開催されました。

午前中は講師の東亜グラウト工業、比嘉課長からアイスピグ工法の概要、特長、積算方法の説明があり、午後は同社浦安技術センターへ移動し製氷機やデリバリーユニットなど機器の見学、モデル配管によるデモ洗浄を体験し理解を深めました。

最後の質疑応答では、受講者から営業現場での実践的な質問が出され、アイスピグ工法普及への熱意を感じました。

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アイスピグが配水管でも威力を発揮

アイスピグ中部地域協会の(株)大島組と(株)山越は3月17日、伊賀市で水道配水管の洗浄を実施した。

現場は閑静な住宅地内の配水管(DIP150mm)280mの区間。当初の計画より住宅数が少ないことから、伊賀市水道部では流路の変更を計画。しかし管内流量が少ないことから配水管内に赤錆等の夾雑物が滞留しており、流路変更前に管内清掃が必要となった。清掃のための分岐がDIP150mmに対し50mmしか設けられず、一般的なピグ工法や高圧洗浄工法が適用できないことからアイスピグ工法が採用された。アイスピグ工法は特殊アイスシャーベットを注入し圧送するだけなので、取り出し口が小さくても充分対応可能である。

今回はアイスピグ中部地域協会の(株)大島組が元請けとなり(株)山越が施工を担当した。注入口からデリバリーユニット1台分(2.2t)のアイスシャーベットを注入しアイスピグを形成。アイスピグの押し流しには給水車に用意した水を、デリバリーユニットのポンプを利用して圧送した。こうすることで上流側配水管内の水道水が動かず、洗浄後も速やかに給水を開始することができる。

回収口では最初、赤錆を含む赤褐色の特殊アイスシャーベットが排出され、徐々に白色に変化していく様子が観察された。洗浄前後の管内カメラ映像でも、管内の夾雑物が除去された様子が見られ、アイスピグ工法の効果が確認できた。洗浄時間はアイスピグ注入開始から洗浄終了まで約30分。

伊賀市水道局の担当者にもアイスピグの効果と施工スピードに満足いただくことができた。

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下水圧送管の流量が大幅に改善

東亜グラウト工業(株)と(株)山越は3月11日、松本市島内山田地区で下水圧送管の洗浄を行った。

今回の洗浄場所はマンホールポンプで下水を高台に圧送する管路で、管種はHIVP100mm、全長913m、高低差35m。ポンプ流量が4割以上低下したことから、松本市上下水道局がマンホールポンプのオーバーホールと管路の清掃を計画。長距離を1回で洗浄でき、詰まることのないアイスピグ工法が採用となった。元請けは東亜グラウト工業(株)、施工は中部地域協会の(株)山越が担当。

本圧送管路はポンプ位置と末端の高低差が35mと大きく、また管内の詰まりもかなり進行していることから、アイスピグの圧送圧力が高くなり圧送ができなくなる危険が予想された。そこで今回の洗浄では始点と終点を逆にし、末端位置から特殊アイスシャーベットを注入しマンホールポンプ方向に押していく通常と逆の方法とした。この方法では35mの高低差も押し流し方向に効くためアイスピグの圧送に有利となる。注入口に特殊アイスシャーベットを注入しアイスピグを形成後、用意した給水車の水をデリバリーユニットのポンプで注入しアイスピグを押した。

回収口では管内の汚れを含んだ真っ黒なアイスシャーベットが排出され、松本市の担当者からも「こんなに汚れているとは思わなかった」との驚きの声が上がった。アイスピグ洗浄によって80ℓ/minだった流量が185ℓ/min(1.85倍)まで増加、ほぼ元通りの流量に回復した。

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富田林市で水道導水管の洗浄を実施しました

アイスピグ研究会会員の藤野興業株式会社は、2月13日、富田林市甲田浄水場内の導水管の洗浄を実施した。

同導水管は昭和40年に敷設されたダクタイル鋳鉄管モルタルライニング(口径200mm、延長240m)で、管内に泥土やマンガンなどの夾雑物が堆積しており、流量が低下していた。管路は埋設されており曲がりも多いことから、曲がりに追従し詰まる心配のないアイスピグ工法がテスト採用された。

デリバリーユニット2台分(4.4トン)の特殊アイスシャーベットを管内に注入し長さ約140mのアイスピグを形成、導水管圧力でアイスピグを押し流した。アイスピグが回収口に到着すると出口に設置された透明管で、夾雑物を含むチョコレート色に変色した特殊アイスシャーベットが確認された。事前・事後の管内カメラ調査においても、堆積物が除去されたことが確認できた。

今回の洗浄では大阪広域水道企業団はじめ大阪府河南ブロックの事業の職員の皆様が数多く視察に来られ、アイスピグ工法の効果を実感していただいた。

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ライフサポートフェア2015に出展しました。

東亜グラウト工業(株)はライフサポートフェア2015に出展しました。この展示会は都内および東北3県(岩手・宮城・福島)の中小企業、90社が一堂に集う展示商談会で、1月22日、23日の2日間、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されました。

特殊シャーベットが管を洗う様子を表現した斬新な模型に多くの人が足を止め、詳細な工法の説明に熱心に耳を傾ける人の姿が見られました。

「あらゆるパイプを氷で洗浄する」という革新的な技術を、幅広い方々に知っていただく良い機会になったのではないでしょうか。

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丹羽広域で水道配水管の洗浄を行いました

(株)山越は12月11日、愛知県大口町の水道配水管でアイスピグ洗浄を行った。本件は(株)山越が水道施設を運営する丹羽広域事務組合から受注したもので、Φ150のダクタイル鋳鉄管の530m区間を洗浄した。この地域の宅内水道に砂の混入が数件見られたため、放水による洗管を行ったものの効果が見られずアイスピグ工法で洗浄を行った。アイスピグ工法は以前、同地区の導水管洗浄で効果が確認されていること、また今回の洗浄区間が伏越し配管になっていることから採用されることになった。現場には丹羽広域事務組合職員のほか、北名古屋、愛知中部、小牧の水道関係者も見学に来ており関心の高さが窺われた。

回収口では目視確認のため、排出されたアイスシャーベットが透明管で観察できるようになっており、管内の汚れを含んだ暗紫色アイスシャーベットが徐々に白くなっていく様子が見られた。丹羽広域事務組合の担当者は「今後、管内カメラで洗浄後の状態を確認したい。」と話されていた。

配水管の洗浄は今回で国内では2例目となり、今後上水道分野での採用が期待される。

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中部地域協会向け認定技術者講習会を開催しました

アイスピグ研究会では12月6日、(株)山越の北名古屋支店において認定技術者講習会を実施しました。今回は中部地域協会の会員12社38名が参加しました。

本講習会はアイスピグ洗浄を行う上で必須となる資格研修で、修了者には認定証とIDカードを発行しアイスピグ洗浄の品質を確保します。講習は午前に座学、午後は実技講習を行い、アイスピグ洗浄を行う基礎的な知識・技術を習得します。

中部地区では上水道、下水道分野で引き合いが増えてきており、今後アイスピグ中部地域協会の活躍が期待されます。

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インフラ検査・維持管理展に出展しました

東亜グラウト工業(株)は第6回インフラ検査・維持管理展に出展しました。この展示会は橋梁、道路、トンネル、農業水利施設、上下水道施設などの社会インフラの検査と維持管理を対象にした国内唯一の展示会で、11月12日から3日間、東京ビッグサイトで開催され16,699人が来場しました。

東亜グラウト工業(株)ブースには多くの人が足を止め、ビデオや説明に熱心に耳を傾ける姿が見られました。社会資本の老朽化に伴い、検査、維持、補修に大きな関心が集まっている今日、「あらゆるパイプを氷で洗浄する」という革新的な技術を広く知っていただく良い機会になったのではないでしょうか。

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新潟県主催の研修会でデモ洗浄を行いました

10月17日、新潟県三条市下田公民館において新潟県土木部都市局下水道課主催の「第2回市町村下水道担当者研修会」が開催された。この研修会は新潟県が県下市町村の下水道担当者を対象に開催されたもので、49名の参加があり、研修を委託された東亜グラウト工業㈱がスマートボール漏水探知システムとアイスピグ管内洗浄工法の説明を行った。

新潟県土木部の担当者によれば、昨年下水道でも漏水事故が発生したことから、下水道でもメンテナンスの重要性を再認識し、今回の研修を企画したとのこと。研修会は最初に地元三条市の建設部上下水道課、長野義弘課長のご挨拶があり、次いでスマートボールとアイスピグの座学説明、その後約1km離れた下田中学校脇のマンホールポンプ洗浄現場に移動して、実際の洗浄作業の見学を行った。

洗浄管路はマンホールポンプの圧送管約180mで、ダクタイル鋳鉄管φ75と塩ビ管φ150が並列に配管されている。当日は塩ビ管φ150の洗浄を行った。この管路の洗浄起点のすぐ横には給食センターがあり、汚れやすい管路であることを考慮して選定された。

デリバリーユニットで搬入された特殊アイスシャーベットの管内注入状況を見学後、排出口に移動。排出口には透明管が設置されており、排水の状況変化が目視確認できるように工夫されている。洗浄開始直後、透明であった排水はアイスピグが近づくにつれ濁りだし、管内の汚れを含んだアイスピグが排出されると透明管が真っ黒に変色し、アイスピグ全て排出されると再び透明に戻った。アイスピグが管内の汚れを洗い落としている状況が確認できた。

今回は新潟県および県下の多くの市町村の担当者に見学していただくことができた。今後新潟県でも引き合いが増えることが期待される。

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