アイスピグ洗浄実績集を更新しました。
(平成26年6月版)
アイスピグ管内洗浄工法をグローバル展開するイギリス、アグアロジー社のアイスピグ事業責任者、マット・ステファンセン氏を講師に招き、アイスピグの海外での実施状況について講演会を下記の通り開催します。
日時:7月25日(金)、15時~17時
場所:ハイアットリージェンシー大阪 3Fリージェンシーボールルーム
入場無料
当日は下水道展の最終日に当たりますが、講演会会場は下水道展会場のすぐ隣ですので、下水道展の見学と併せて参加できます。参加希望者は添付の案内をご覧いただき、申し込みをしてください。
多数のご参加をお待ちしております。
東亜グラウト工業(株)が6月3日、同社浦安技術センターにおいて武蔵野市環境部様を対象にアイスピグ管内洗浄工法の研修会を行いました。研修会には武蔵野市から8名の職員の方々にご参加いただき、最初に工法の特長などの説明があり、続いて模擬管路を用いたデモ洗浄が行われました。デモ洗浄では管路内に投入されたゴルフボールや、砂利、小石などの夾雑物がアイスピグに抱きかかえられて除去される様子を見ることができました。 質疑応答ではアイスピグの汚れを包み込んで運ぶ性質が注目され、汚れだけでなく洗浄時に問題になる近隣への悪臭の問題も緩和できるのではないかとのご指摘もあり、新たなアピールポイントとして今後検証していきたいと思います。
4月23日、新聞記者の皆様を東亜グラウト工業浦安技術センターに招き、公開実験を行いました。
アイスピグ洗浄工法の適用管路は圧力管路に限定されていますが、自然流下の下水管への適用を目指して工法開発が行われています。今回は開発中の新工法を記者の皆様に見ていただきました。
自然流下の管路は、注入した特殊アイスシャーベットが流れてしまい、密実に充填することができません。また形成されたアイスピグを圧送できないことから、これまで自然流下管は洗浄できないと考えられていました。しかし東亜グラウト工業では、自然流下の無圧管でも洗浄できるアイスピグ工法を開発しています。
新しい工法では、先端を特殊なピグで止水しながら特殊アイスシャーベットを注入することでアイスピグを形成し、更に管外部から水をポンプで送り込むことでアイスピグを押し流します。実験では管内に配置した擬似夾雑物の小石やゴルフボールを除去することができ、下水管や取り付け管にも悪影響を与えないことが確認されました。
実用化にはまだクリアしなければならない課題はありますが、早期の実用化が期待されます。
アイスピグ中部地域協会(㈱山越、相澤会長)では3月26日、亀山市上水道室様、下水道室様に対する説明会を実施しました。この説明会は関支所において積水化学工業㈱様と中部協会の㈱山越の合同説明会の形で開催され、上水道室、下水道室の5名の皆様にご参加いただきました。説明内容は管路の調査・診断、維持管理、改修といったメンテナンス全般に渡るもので、その中の維持管理の新しい工法としてアイスピグが紹介されました。
アイスピグ管内洗浄工法の概要を㈱山越の棚橋グループ長が説明し、その後実際のアイスシャーベットを用いたデモ洗浄を見ていただきました。最後の質疑応答でも洗浄効果やコストについての質問が多く出され、関心の高さが感じられました。
鳥取市環境下水道部様が所管する葛谷処理場下水圧送管の洗浄に、アイスピグ管内洗浄工法が採用されました。今回対象となったのは全長2kmの管路の内伏せ越し部のある200mの区間と(塩ビ管100mmで2系列)、その上流側の400mの区間(塩ビ管100mmで1系列)。ポンプでの圧送流量が年々低下していることから、管内汚れの蓄積や夾雑物の堆積が懸念される状態でした。この処理区域の包括民間委託を受託している因幡環境整備㈱が様々な洗浄工法を検討した結果、アイスピグ管内洗浄工法を提案し採用されました。(洗浄作業は1次下請の東亜グラウト工業㈱が担当)
洗浄は3月18、19、20日の3日間行われ、19日は鳥取市環境下水道部様はじめ近隣自治体の上水、下水の担当者様、コンサルティング会社様など33名が洗浄の実施状況を見学されました。洗浄管路のアイスピグ回収口には透明な管が設置され、管内の汚れを含み濁ったアイスピグが排出される様子が観察されました。回収されたアイスシャーベットには多量の油分が確認されました。
今回の洗浄は管路全体の一部分でしたが、ポンプ圧送流量の改善が観られました。今後管路全体を洗浄した上で流量改善の効果をみたいと思います。
アイスピグ管内洗浄工法の紹介動画(アイスピグ研究会バージョン)を作成しました。
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