弘前市で配水管を洗浄(青森県初)

弘前市上下水道部は布設から40年を経過した配水管をアイスピグ管内洗浄工法で洗浄しました。対象はφ100と125の塩ビ管(L=1,866m)で、これまでも排水洗管は行われていましたが、令和元年度に管内カメラ調査を行った結果、内面付着物の状況から何らかの工法で洗浄が必要との判断にいたったとのことです。同市の担当の方によると、管路途中の口径変化と長距離洗浄に対応でき、短時間・少水量で洗浄可能な点がアイスピグ採用のポイントとのことでした。

洗浄業務はアイスピグ東北地域協会会員の豊産管理㈱(本社:青森市、竹谷佳野社長)が受注し、洗浄に使用する特殊アイスシャーベットは山形県遊佐町にある環清工業㈱(本社:酒田市、青山武社長)の製氷拠点から2台のデリバリーユニット車で現場に搬入されました。作業は4.4トンの特殊アイスシャーベットを空気弁から注入し、管内に形成された約360mのアイスピグを既存管路の水流・水圧を利用して一気に押し流し、管壁の夾雑物を取り除きました。回収口に設置した透明のアクリル管をこげ茶色に変色したアイスシャーベットが通過し、赤さびやマンガンに起因すると思われる汚れが確認されました。

 *参考:日本水道新聞(3月10日号)

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名古屋市上下水道局で初めて施工

2022年2月9日、名古屋市上下水道局でアイスピグ管内洗浄工法を初めて施工しました。対象管路は1978年度布設(43年程度経過)の100粍ダクタイル鋳鉄管(L=413m)、請負業者は中部地域協会会員の足立建設㈱です。当日は23:30頃から1時間余りで洗浄を完了し、鉄錆・シールコート等の夾雑物を効果的に除去・排出することができました。採用の経緯は、2020年8月に配水管内クリーニング工法性能確認の申請、その後の性能確認試験を経て2021年9月に正式に洗浄工法として認定、そして今回の初施工につながりました。

 文責:アイスピグ中部地域協会 事務局長 田中浩二

名古屋市アイス① (002)小.jpg名古屋市アイス② (002)小.jpg名古屋市アイス③ (002)小.jpg

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

昨年は新型コロナウィルスに翻弄されながらも、6月にアイピグ九州地域協会が発足して全国7地域協会体制が確立しました。そして今年9月にはアイスピグ研究会が設立10周年を迎えることになります。

「人にも環境にも優しいオンリーワン工法」を更に浸透させるべく、局員一同頑張りますので、今年もよろしくお願いいたします!

東京都青梅市の配水管を洗浄しました

アイスピグ関東地域協会会員の高杉商事㈱(髙杉憲由社長、本社=東京都小平市)は、7月~8月にかけて青梅市成木の配水管(φ100のダクタイル鋳鉄管、L=2,143m)をアイスピグ管内洗浄工法で洗浄しました。発注は東京都水道局多摩水道改革推進本部で、東京都の実績としては昨年の千代田区神田に続き2例目となりました。作業は真夏ということもあり、7工区(7日間)に分け、気温の下がる夜間に行いました。更に洗浄効果が落ちないようにシャーベットの増量で対応しました。洗浄時間はどの工区も1時間前後で終了し、シャーベットも白色→茶色→白色と理想的な変化になり、効果的な洗浄が確認されました。又、多摩水道公式ツイッターでは写真や動画が「水の通り道を氷でリフレッシュ!」として紹介され、アイスピグに対する関心の高さが伺われました。

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関東地域協会が講演会をオンラインで開催しました

アイスピグ関東地域協会(桑木大輔会長)は10月15日に講演会をオンラインで開催しました。演題は「配管の腐食のしくみとその対策」で、講師を腐食の権威である横浜国立大学名誉教授の朝倉祝治先生にお願いしました。アイスピグにも関係のある腐食をテーマにしたことと、朝倉先生の軽妙なトークも相まって、会員30名強が熱心に受講しました。今回初めてアイスピグから離れてテーマを選定してみましたが、会員の皆さんの反応が上々でしたので、主催者としては次回以降の講演会、講習会の内容も更に充実させていきたいと思います。

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令和3年度の定時総会(書面決議)を行いました

アイスピグ研究会(鈴木宏会長)は令和3年度の定時総会を昨年に引き続き書面で行いました。鈴木会長は書面挨拶で「分野別の施工実績は近年大きく様変わりしています。特に水道分野は直近2年で件数、延長ともに全分野の半数を超えるまで成長しました。これは一昨年受賞したインフラメンテナンス大賞優秀賞が大きく貢献していると思われますが、それ以上に会員各社の地道な営業活動の賜物であり、良好な施工結果に対する各方面からの評価であると言えましょう。一方、全国展開に向けた普及促進活動については、6月に九州地域協会が設立され、7地域協会の全国組織が完成しましたことを改めてご報告いたします。最後に、令和3年度はアイスピグ事業の10年目の年であり、新たなスタートの年として地域協会間の連携強化を含め、研究会共々更なる発展と社会貢献を目指して参りたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。」と述べました。尚、議案は第1号~第5号まですべて承認されました。

001研究会総会小.jpg写真は鈴木会長

関東地域協会が書面で定時総会を行いました

アイスピグ関東地域協会(桑木大輔会長)は令和3年度の定時総会を昨年に引き続き書面で行いました。桑木会長は書面挨拶で「当協会の昨年度実績は、残念ながら前年度を下回りました。しかしながら水道分野の引き合いが増加しており、先月東京都の大型物件の洗浄を無事終了することができました。」と近況を報告。「今年度から当協会のテリトリーが広がり群馬県と新潟県が加わったことにより、会員数は23社となりました。今年度も皆様と一緒にインフラ事業を通して社会貢献して参りたいと思います。」と述べました。議案は第1号議案から第5号議案まですべて承認されました。

015 (2).JPG写真は桑木会長

中部地域協会が定時総会(オンライン会議)を開催しました

アイスピグ中部地域協会は916日、第8回定時総会をオンライン会議形式で開催しました。来賓のアイスピグ研究会 鈴木会長からは「9年前の2012年から施工開始したアイスピグ洗浄工法は、水道分野を中心に近年着実に実績を伸ばしており、地域協会も6月に九州地域協会を立ち上げたことで、全国展開の組織体制が出来上がった。新年度からはいよいよ10年目の節目に入るので、一層の普及・拡大を目指してゆきたい。」とのご挨拶をいただきました。相澤会長(株式会社山越・社長)からは「名古屋市において、96日付で、アイスピグ管内洗浄工法の性能確認試験合格通知をいただいた。この成果を踏まえ、中部地域全体でアイスピグの実績をさらに向上させてゆけるものと考えている。また、アイスピグ研究会からは、従来とは異なる画期的な漏水調査技術などを紹介していただいている。アイスピグ洗浄技術と連携して、水道事業体等へ的確な技術提案を展開することも視野に入れてやってゆきたい。」との挨拶が有りました。引き続き審議に入り、第1号議案から第4号議案まですべて承認されました。

  文責:アイスピグ中部地域協会 事務局長 田中浩二

 

  

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