福井県敦賀市でシールコートを除去(福井県初)

敦賀市上水道課は3月26日、配水管内のシールコート除去を目的に洗浄を行いました。対象は昭和60年代に布設されたモルタルライニングのダクタイル鋳鉄管(φ200、L=800m)で、近年この路線では、剥がれたシールコートが原因とみられるメーター詰まりが年に数回発生する状況が続いていました。洗浄作業は、北名古屋市の㈱山越(相澤宏暢社長)で製造した6.6トンの特殊アイスシャーベットを3台のデリバリーユニットで現場へ搬送し、午後1時から注入を開始しました。約30分後には回収口に設置された透明アクリル管内をこげ茶色に変色した特殊アイスシャーベットが通過。最後に元の白色に戻り、洗浄作業を終了しました。サンプリング容器の中には剥ぎ取られた大量のシールコートが含まれており、洗浄が効果的に行われたことが確認されました。

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2020年度洗浄実績のまとめ

2020年度の洗浄実績は物件数で45件(前年55件)、洗浄距離が32km(前年35km)で終了しました。累計では253件・140kmになりました。2019年度に大きく伸長したアイスピグでしたが、昨年度は新型コロナウィルスの影響により前年を下回り大変残念な結果となりました。しかしながら物件ストックは着実に増えているので、今年度は一昨年を上回る実績を期待したいと思います。又、分野別では水道が前年度に引き続き、物件数・洗浄距離とも全体の50%以上を占めましたが、特筆すべきは農水の実績が3年ぶりに記録されたことです。2017年度に北陸農政局管内で全国初の実証実験が行われ、今年度石川県で5件・6.5kmの本格採用に繋がりました。今後の農水分野への期待が膨らむばかりです。

 尚、物件の内容につきましては、4月13日号で実績集を更新しておりますのでご参照ください。

群馬県前橋市の流域下水圧送管を洗浄しました

群馬県下水道総合事務所が管理する下水圧送管(φ250のダクタイル鋳鉄管、L=523m)の洗浄業務が、3月24日早朝に行われました。圧送管路の計画的維持管理の一環として発注されたもので、地元の東日工業㈱(本社:前橋市、小池正晃社長)が受注し、東亜グラウト工業㈱が協力して洗浄作業を行いました。この管路は昼夜問わず流量が多く、最長でも早朝の80分間しかポンプの運転を停止する事が出来ないため、朝4時過ぎから注入口の設置作業を開始し、特殊アイスシャーベットの含氷率(70%以上が合格)を測定。78%で合格後、すかさず注入を開始しました。回収口に設置した透明のアクリル管を茶色→黒→茶色→薄茶色に変色した特殊アイスシャーベットが通過。最後は白色に戻り、予定時間内で作業は完了しました。作業班にとっては、今回はかなり難易度の高い現場へのチャレンジでしたが、無事に制限時間内で洗浄を終えることができ、これからの現場作業に対しての自信にも繋がったのではないでしょうか。

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茨城県笠間市で導水管を洗浄しました

笠間市では井戸から中継槽へと続く導水管(塩ビ管、φ100・φ75、L=430m)で、近年マンガン等の付着による流量低下が発生していました。この状況を打開するために、短時間で洗浄作業が完了できる点を評価されたアイスピグ管内洗浄工法が採用され、2月9日に作業が行われました。マンガン除去に関しては全国各地で良好な結果を残してきましたが、この日も作業は順調に行われ、回収口に設置した透明のアクリル管の中をマンガンを含んだ黒い夾雑物が通過する様子がはっきりと確認されました。又、流量もFAS(水質監視装置)の速報値で、26.28㎥/hから28.08㎥/hへと回復しました。

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札幌市水道局でオンライン技術研修会を実施

札幌市水道局では2月12日から3月4日までのうち4日間、オンラインによる技術研修会を実施しています。例年は受講者が一堂に会して実施していましたが、今年度は新型コロナウィルスの感染拡大防止の為、初めてオンラインでの研修会になりました。初日の12日は、アイスピグ管内洗浄工法についてアイスピグ研究会の結城技術委員長が講師になり、受講者は自席で聴講しました。

20210217北海道建設新聞_札幌市技術研修会.pdf

掲載新聞記事一覧(実績集№221~№240)

アイスピグ洗浄工法が掲載された記事です。

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№221 栃木県さくら市下水圧送管洗浄

   20201125日本下水道新聞_さくら市.pdf

№222 滋賀県近江八幡市導水管洗浄

   20201228水道産業新聞_近江八幡市.pdf

№224 鹿児島県鹿児島市導水管洗浄

   20210208日本水道新聞_鹿児島市.pdf

№226 兵庫県加古川市配水管洗浄

   20210107水道産業新聞_加古川市.pdf

東京都水道局で初めてアイスピグ洗浄を実施

 東京都水道局は、千代田区内の配水管(φ250のダクタイル鋳鉄管、L=258m)を対象に、アイスピグ管内洗浄工法による洗管を初めて実施しました。目的は排水洗浄では難しい堆積物の除去で、作業はアイスピグ関東地域協会会員の管清工業㈱東京本部が夜間に行いました。特殊アイスシャーベット6.6トンを消化栓から注入して、長さ約135mのアイスピグを形成。それを既存の水流で押し流しました。やがて、シャーベットが回収口に設置された透明のアクリル管の中で、最初は白色、だんだん濃い茶色になり、最後は又白色に戻り、洗浄が効果的に行われた様子を物語っていました。洗浄に要した時間はわずか35分でした。

 洗浄に立ち会った同局中央支所配水課の担当者からは「材料の安全性が高いうえ、洗浄を短時間で終えることができた。本工法による洗浄は初めてだったが、採取したサンプル及びカメラ調査画像を見ても、一定の効果を確認できた」と評価していただきました。

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掲載新聞記事一覧(実績集№201~№220)

アイスピグ洗浄工法が掲載された記事です。

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№207 宮城県色麻町配水管洗浄

   20200528日本水道新聞_色麻町.pdf

№216 神奈川県横浜市工業用水管洗浄

   20201015水道産業新聞_横浜市工業用水.pdf

   20201029日本水道新聞_横浜市工業用水.pdf

№217 東京都水道局配水管洗浄

   20210114水道産業新聞_神田.pdf

   20210121日本水道新聞_神田.pdf

№218 北海道紋別市配水管洗浄

   20201030北海道建設新聞_紋別市.pdf

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