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2014年10月16日
富田林市で国内最大規模の洗浄を実施しました

アイスピグ研究会会員の藤野興業(株)は、10月8日大阪府富田林市梅の里の下水圧送管路でアイスピグ洗浄を実施した。今回対象となったのはタールエポキシ塗装鋼管Φ250で、ポンプ場から上り勾配部分の800m。

富田林市下水道課の担当者によれば、梅の里地区の下水道は昭和50年代に敷設され約40年が経過しているが、これまで長距離管路を洗浄する方法が無かったため一度も洗浄はしていないとのこと。この度富田林市の下水道のメンテナンスを行っている藤野興業(株)からアイスピグ洗浄工法の紹介があり、テスト的に洗浄をすることになった。

今回使用する特殊アイスシャーベットは8.8トンで国内では最大規模の洗浄となった。デリバリーユニット4台で搬送された特殊アイスシャーベットはポンプ場から管内に注入され長さ180mのアイスピグを形成、その後ポンプで圧送され回収口までの管路800mを約30分で洗浄した。回収口には透明管が設置されており、管内の夾雑物を含んで真っ黒になって排出される特殊アイスシャーベットが観察できた。

このテスト洗浄には富田林市以外にも大阪狭山、河内長野、藤井寺、河南、千早赤阪の近隣5市町村の上下水道関係者が見学に集まった。富田林市の担当者は「洗浄後のポンプの運転状況や電力使用量から今回の洗浄効果が確認できる。今後は費用対効果を勘案して他の圧送管路での採用を検討したい。」と話された。

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