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2015年3月27日
アイスピグが配水管でも威力を発揮
アイスピグ中部地域協会の(株)大島組と(株)山越は3月17日、伊賀市で水道配水管の洗浄を実施した。
現場は閑静な住宅地内の配水管(DIP150mm)280mの区間。当初の計画より住宅数が少ないことから、伊賀市水道部では流路の変更を計画。しかし管内流量が少ないことから配水管内に赤錆等の夾雑物が滞留しており、流路変更前に管内清掃が必要となった。清掃のための分岐がDIP150mmに対し50mmしか設けられず、一般的なピグ工法や高圧洗浄工法が適用できないことからアイスピグ工法が採用された。アイスピグ工法は特殊アイスシャーベットを注入し圧送するだけなので、取り出し口が小さくても充分対応可能である。
今回はアイスピグ中部地域協会の(株)大島組が元請けとなり(株)山越が施工を担当した。注入口からデリバリーユニット1台分(2.2t)のアイスシャーベットを注入しアイスピグを形成。アイスピグの押し流しには給水車に用意した水を、デリバリーユニットのポンプを利用して圧送した。こうすることで上流側配水管内の水道水が動かず、洗浄後も速やかに給水を開始することができる。
回収口では最初、赤錆を含む赤褐色の特殊アイスシャーベットが排出され、徐々に白色に変化していく様子が観察された。洗浄前後の管内カメラ映像でも、管内の夾雑物が除去された様子が見られ、アイスピグ工法の効果が確認できた。洗浄時間はアイスピグ注入開始から洗浄終了まで約30分。
伊賀市水道局の担当者にもアイスピグの効果と施工スピードに満足いただくことができた。
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