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2015年9月17日
多摩市で下水圧送管の洗浄を実施しました。
東亜グラウト工業(株)は9月8日(火)、多摩市連光寺地区の下水圧送管で、アイスピグ工法による管内洗浄を実施しました。現場は路地が輻輳する閑静な住宅街で道路幅も狭く近隣住民への影響を加味し工事車両等による道路占用の早期開放が求められる難所でした。
対象管路はΦ100mm×122mのマンホールポンプ圧送管(ダクタイル鋳鉄管)で、洗浄区間上下流の高低差は10mに及んでいました。そのため、下流側マンホールポンプから約1トンのアイスシャーベットを注入し上流側の回収口へと押し流しました。約5分後にはアイスピグが回収口に到達。洗浄効果を確認するため設けられた透明のアクリル管によりアイスシャーベットが夾雑物を包み込み黒色に変化していることが確認されました。
実際の洗浄時間は30分以内で、洗浄前準備から工事車両等の撤去まで約4時間という短時間で終了することができました。発注元の多摩市下水道課からは「洗浄時間も早く、目に見えて管内洗浄効果も確認できた。市内には圧送管区間が数多くあるため、これらの難現場でも威力を発揮するのでは。」と高く評価されました。
また、同時に行われた見学会では近隣の稲城市下水道課の職員、民間企業関係者約30名が参集し、同工法への理解と関心が深まり、マンホールポンプ圧送管としては都内初の現場は成功裏に終了することができました。
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