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2016年12月21日
下水圧送管路の硫化水素濃度を大幅低減
東亜グラウト工業㈱は11月18日、埼玉県白岡市の新白岡中継ポンプ場の下水圧送管(φ150mmのダクタイル鋳鉄管,延長:500m)を洗浄しました。今回は硫化水素の発生源となる管内に付着・堆積している夾雑物を除去し、管の吐出し口の硫化水素濃度を下げることで管路の長寿命化を目指すことを目的として洗浄を実施しました。4.4トンの特殊アイスシャーベットを管内に注入することで長さ250mのアイスピグを形成、それをポンプの力で押し流して夾雑物を除去しその汚れをアイスシャーベットに包み込んで管外へ排出することに成功しました。その結果、洗浄前1週間の硫化水素の平均濃度が18.67ppmだったものが、洗浄後1週間の平均濃度は4.66ppmと大幅に低減することができました。白岡市ではこの下水圧送管路で年に1度のペースでアイスピグ管内洗浄工法を実施することで、圧送管の吐出し口での硫化水素濃度や流量の改善等の数値の変化を計測していく予定になっています。
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